ちょうど1年前の2019年7月13日から、現住職の代になってはじめて継続的な坐禅会を開始しました。
というのもその2ヶ月ほど前から、寺庭婦人がチーフインストラクターとなって始めたマタンギ・ヨガ(他のブログでも紹介します)という、興福寺を使ってのヨガ講座があり、その一環としてやってみようと思ったこと。
そしてまた、友人の高校3年のお嬢さんが不登校になりかけているとの相談を受けていた時だったので、なんとか力になってあげられないかと考え、一緒に坐禅を組んでみないかと提案したところ、やってみるとの返事がもらえたので、重い腰をあげ(いや、坐禅は腰を下ろすのですが)、過去には夏休みに1日だけやっていた子供坐禅会以来の坐禅会を始めることとなったのでした。
そうして知人友人に声を掛けるといつも10名近くの人が参加してくれ、おおむね月に2回、土曜日や日曜日の早朝に1時間15分の坐禅会を開催しました。
当初は、1時間の坐禅と+15分の簡単ヨガというスタイルでしたが、3ヶ月ほどしたところから坐禅だけになりました。
そして、ある時、坐っているときにふと思いついて、それ以後、「ほほえみ坐禅会」と名付けることにしたのです。お釈迦様をはじめ如来や菩薩は、みなとても美しい微笑みをされています。本来の自己を見出すために坐るのですが坐禅は苦行ではありません。
妙心寺派には生活信条という3項目があり、その一つに、
一日一度は静かに坐って身体(からだ)と呼吸と心を調えましょう
とあります。私はここに一つ加えて、
一日一度は静かに坐って、身体(からだ)と呼吸と心を調え、口角をあげてにこやかに坐りましょう
と指導することにしたのです。なかなか口角をあげてまで意識するのは難しいですが、それゆえ、「ほほえみ坐禅会」と名付けたのでした。
毎回参加してくれる人もいます。件の高3のお嬢さんもほぼ毎回参加してくれ、無事に高校を卒業して進学されました。
こうして、リピーターの方が多いですが、コンスタントに10人~15人の方が、夏は朝5時から、冬でも6時から膝を並べて坐禅しています。
一緒にいかがですか? 仕事前に坐っている人も、気持ちよく出勤できると好評ですよ。
ご参加の場合は、下記の「マタンギ・ヨガ」のサイトからお願いします。